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くらしのミント

ミントにはすーっとするあの清涼感以外に、消毒・殺菌、虫除け、
消炎鎮痛、消化促進、安眠などの効用が あります。
気軽に上手にミントを利用することでくらしに元気をいかがですか。


<癒し編>
疲れを癒すミントのフットバス
運動や立ち仕事で脚が疲れたときにおすすめなのが、ミントをたっぷり加えたフットバス。両足が入るサイズのたらいか洗面器に熱めのお湯とミント油を入れてよく混ぜ、10分程度脚を浸します。最後に冷水ですすいで肌を引き締めれば、疲れやむくみもスッキリ。足浴の間に爽やかなミントの香りで気分もリフレッシュできて一石二鳥です。粗塩(天然塩)も加えると、さらに効果的ですよ。疲れを癒すミントのフットバス

お手製ミントローションで脇の下のニオイ対策
ミントにリンゴ酢を加えたローションは、脇の下のニオイ対策にぴったりです。まずは、ミントの葉を鍋に入れ、ひたひたの水で煮出して、ミントエキスを抽出。沸騰する直前で火を止め、冷めたら布でこし、同量のリンゴ酢と合わせて完成。コットン等につけて拭き取って使いましょう。ミントには冷感効果もあるので、使用感はとっても爽快。ニオイの元となる脂肪酸を分解してくれるリンゴ酢とのダブル効果で、暑い季節の心強い見方になってくれます。お手製ミントローションで脇の下のニオイ対策

夏のお肌にクールなミント化粧水を
皮膚にひんやりクールな爽快感を与えてくれるミントローション。作り方は、ミントの抽出液をミネラルウォーターに混ぜて薄めるだけと、とっても簡単。無水エタノールかウォッカを加えておけば、常温で保存することができます(加えない場合は冷蔵庫へ)。スプレーボトルに入れておき、汗をかいたときや寝苦しい夜など、手軽にシュッシュッとリフレッシュしてみてはいかがですか?夏のお肌にクールなミント化粧水を
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<くらし編>
ミントは天然の防虫剤
人間には爽やかで心地よいミントの“いい香り”ですが、虫にとっては苦手な刺激臭。そのためミントは虫除けとしてもすぐれた性質を持っており、生薬を肌にこすりつけると蚊などの虫に咬まれずにすむとも言われます。ヨーロッパでは今でも乾燥させたミントを防虫剤として洋服ダンスの引き出しに入れているとか。香りと防虫効果の一石二鳥。賢くて素敵なハーブの使い方ですね。ミントは天然の防虫剤

お手製ハーブせっけんはいかが?
ミントを練りこんだハンドメイドソープは、見た目も薫りもさやわかで素敵です。細かく刻んだミントを少量の水でよく煮出してガーゼでこし、その抽出液に、あらかじめ削っておいた無着色無香料の石鹸(市販のもの)を加え、湯せんで溶かします。完全に溶けたら、好みの型にせっけん液を流し込んで固めるだけ。きれいなミント色の、ハーバルソープのできあがり。セロハン紙で包んでリボンをかければ、心のこもったプレゼントになりますね。お手製ハーブせっけんはいかが?

ミントで作るアロマキャンドル
天然ミントが香るアロマキャンドルは、自然でやわらかい芳香が魅力。作り方は意外と簡単で、湯せんで溶かしたロウソクにミントの抽出液を加えて、芯を固定した型に流して固めるだけ。上やサイドなど、見えるところにミントの葉を入れておけば、見た目もキレイ。おもてなしの席やパーティーシーンにぴったりのオシャレなキャンドルのできあがりです。ミントで作るアロマキャンドル
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<医薬編>
ミント歯磨きで真っ白な歯に
ハッカは古くから“美徳”の象徴とされてきましたが、これは、爽やかな味と香りに加えて、ハッカには消毒・殺菌効果があり、葉を噛むと「歯が白くなり」「口臭を防ぐ」ことがヨーロッパ大陸でよく知られていたため。現代の歯磨きガムや口腔清涼剤、焼肉レストランでくれるキャンディなども、ハッカのこの効能を利用したものです。
14世紀頃、イギリスの十字軍の兵士たちは、ヨーロッパの宿でハッカの歯磨きを知り、祖国にその習慣を持ち帰ったと言われています。騎士道華やかなりしころ、貴婦人たちとの恋には、にっこり笑った時にこぼれるまっ白な歯と爽やかな息が、きっと欠かせなかったのでしょうね。
ミント歯磨きで真っ白な歯に

ミントでリフレッシュ
ハッカの香りを嗅いだだけでも、頭がはっきりするような気がします。ハッカの、気分を引き立てリフレッシュさせるという効能は、ずいぶん昔から知られていて、16世紀の薬草の本にも「その香りは人を喜ばせる」と書かれているほど。アメリカ南部で生まれたカクテル、ミント・ジュレップにはハッカの生葉を使います。南部の暑く気だるい午後を愉快に過ごすための、おいしい知恵だと言えるでしょう。
1880年にペパーミントガムが発売されて人気を博して以来、かくし味も含めて、ガムの味の基本はハッカになりました。現在も一番人気を続けているのは、ストレスの多い“近代”の象徴なのかも知れません。
ミントでリフレッシュ

ミントでフケも治る
ハッカには、油脂分をよく分解する性質があって肌や髪をさっぱりさせ、さらに殺菌効果もあるので、ヨーロッパでは古くからシャンプーやせっけんの材料として使われていました。トニックシャンプーはこの特性を生かしたものです。ハッカはまた、脂性の髪用のリンスとしても使われ、乙女たちの“サラサラヘア”願望に応えていました。
入浴剤としても、ハッカは人気を集めました。爽やかな香りが楽しめるだけでなく、気分を鎮めてリラックスさせ、安眠を誘う・・・そんな薬効もあったからです。湯上がりにハッカのコロンをつければ、リフレッシュは完璧だったでしょう。16世紀以前、ヨーロッパの宴会では、寝室にハッカをばらまく習慣があったとか。よくくつろいでぐっすり眠れるようにという、イキな心遣いだったのですね。
ミントでフケも治る
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